「伊藤海苔店」は千葉県市川市の本社と東京都中央区の築地場外市場に2店舗、実店舗を構えて海苔などの小売をしております。
初代が開業しました大正十二年から創業102年が経ちまして、私で四代目です。私が会社に関わり始めた2010年からイーストアさんのショップサーブを利用して自社サイトのみで運営をしてまいりました。
最初は私自身がバナー作成からサイト構成まで自分で更新作業を行なっておりましたが、2021年に知り合いの会社さんにお願いし、大幅にリニューアルし、現在に至ります。
築地の場外市場は10年ほど前から海外からの観光客のお客様が増え、近年では海外のお客様の比率の方が多い状況です。
もともと日本人のお客様も馴染みの常連のお客様が多く、対応が必要になる電話注文を縮小し、オンラインショップを通してのリピート購入を促していたのですが、同じように海外のお客様もオンラインで購入したいというご希望が増えていました。
市川本社のスタッフたちが英語での対応が難しいため、私が一人で全てのお問い合わせにメールで1件ずつ転送会社を利用いただく内容を返信していましたが、もう少しお客様の購入までのハードルを下げてあげたいと思っていました。
ショップサーブさんと提携されていたことで存在を知りました。
転送会社をいつもご紹介していましたが、どうしてもその仕組み自体をご理解いただくことが難しいのと発送契約が別であるということでメール対応をした割にはコンバージョンが低いというのが課題でありました。
使い慣れている方は未だに転送会社宛へのご注文いただくこともありますが、お客様からしてもWorldShopping BIZの方が明瞭で使いやすいのではないかと感じています。
観光シーズンである春（3月・4月）秋（10月・11月）だけではなく、閑散期とされる時期にも本当に訪日客が多くなってきたと感じています。
コロナ禍では日本人のお客様もそうでしたが、どうしても足が遠のいてしまっていたようで本当に街のスタッフしか歩いていないのでは？と思うような時期もありましたので、今の状況を本当に嬉しく思っています。
海外からのお客様も実際に築地まで足を運んで当店にいらしていただくことをとても楽しみにしていただいている方が多く、いつもお土産をいただいたりすることが多いんです。築地の魅力はそういった対面での商いだと思っていますからこれからもこういった繋がりを大事にしたいと考えています。
皆さん海外発送が可能だということを知っていただくと、とても喜んでいただけます。
その場であまり詳しいことはお話しすると対応に時間が掛かってしまうのと、実際に店頭で対応するスタッフは、英語が流暢な者、ある程度は話せる者と英語対応に差があるため出来るだけこちらのチラシで簡潔に内容がわかるようにしました。
日本人のお客様にもお配りしている「海苔の保存方法」の裏面に問い合わせ先と英語でのご案内を記載していて均一にお配りすることを心がけています。
私自身、海苔の魅力やおいしさをたくさんの消費者の方に知ってもらいたいと、オンラインショップ内に読み物を連載しています。
ここ数年日本の主要産地である有明海の海苔が自然環境の変化のため、なかなか思うように生育せず不作の状況に陥ってしまっております。
それに比べて韓国や中国が生産を伸ばしており、海外の和食レストランでも日本産の海苔ではなく韓国産の海苔を使用されているお店さんが多くを占める状況です。
日本の海苔養殖技術は素晴らしく、日本の海苔が一番美味しいと私は考えておりまして、もっと世界中の皆さんに「Japanese Nori Seaweed」を手に取っていただけるようスタッフと共に頑張っていきたいと考えております。
会社名 ：有限会社伊藤海苔店
ショップ名：伊藤海苔店
URL ：https://about.maruni-nori.com/
大正十二年創業 目利きが選ぶ — 海苔の目利きが選んだ歯切れ良い「おいしい」御海苔をお届けいたします。御海苔・ふりかけ・お出汁など色々な「おいしい」をお届けいたします。
