世界経済フォーラム(WEF)が5月21日に発表した、2024年版の旅行・観光開発ランキングで、日本が3位にランクインしました。ランキングは、インフラ・天然資源・持続可能性・労働力・価格競争力など5分野の17項目を指数化がしたもので、日本は「陸上・港湾インフラ」が4位、「文化資源」が2位との活用が評価されました。
日本は旅行観光開発指数ランキングで世界3位へ
トップ10は、1位は米国、2位スペイン、3位日本、4位フランス、5位オーストラリア、6位ドイツ、7位英国、9位イタリア、10位スイス。
アジアでは他に、中国が8位、シンガポールが13位、韓国が14位、インドネシアが22位、マレーシアが35位、インドが39位、タイが47位、ベトナムが59位、フィリピンが69位、スリランカが76位、モンゴルが85位、カンボジアが86位、ラオスが91位、パキスタンが101位、ネパールが105位となっています。
日本は「陸上・港湾インフラ」が4位、「文化資源」が2位と高評価でした。
2024年には世界の観光客数はパンデミック前の水準に達すると予想
世界的な旅行制限の緩和や需要の高まりにより、2024年には世界の海外観光客数はパンデミック前の水準に達すると予想されています。2023年には2019年の88%に回復していて、旅行・観光業が世界GDPに与える貢献額も、9.9兆ドルとパンデミック前の水準にほぼ到達しています。
回復ペースは地域によって差異があり、中東は2019年比20%増と最も速く、欧州やアフリカ、アメリカも2023年には約90%まで回復しています。アジア主要国では、旅行制限の緩和が他地域よりも遅れていたため、2024年のさらなる需要増加が見込まれます。