日本政府観光局(JNTO)が2024年3月19日に発表した「2024年2月訪日外国人数*(推計値)」は278万8,000人となり、2019年同月比で7.1%増を記録しました。閏年で1日多かったことに加え、2023年は1月だった旧正月が2024年は2月中旬になったことも大きな要因として考えられます。訪日中国人数は、45万人と2019年同月比36.5%少ないですが着実に回復の傾向が見える結果となりました。
また、2023年10月3日にはアメリカの大手旅行雑誌『コンデナスト・トラベラー』が読者投票ランキング「リーダーズ・チョイス・アワード」で「世界で最も魅力的な国」において、日本が第1位(昨年第2位)に選出されるなど、日本人気がコロナ後も継続してます。
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計測23市場のうち19市場で2月の過去最高を記録
訪日外国人数を地域別で見てみると、多い順に韓国が81万8,500人(2019年同月比14.3%増)、台湾が50万2,200人(同25.6%増)、中国が45万9,400人(同36.5%減)、香港が20万5,900人(同14.8%増)、アメリカが14万8,700人(同60.5%増)、タイが10万1,400人(同6.0%減)となりました。他には、オーストラリア・シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナム・インド・カナダ・メキシコ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・スペインからの訪日外国人数が2019年同月に比べて10%以上増加していることも大きな要因です。
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韓国
韓国は、訪日外客数818,500人(2019年同月比114.3%)となっています。旧正月・地方路線の増備・復便などの影響があると考えられます。
台湾
台湾は、旅行代金の高騰、の影響がありながら、スクールホリデー・旧正月の影響もあり、訪日外客数は50万2,200人とコロナ前同月比125.6%となりました。
中国
中国は、団体客の解禁はすでに行われていますが、処理水などの騒動や中国経済の低迷もあり、期待されたほど伸びていない状態は変わっていません。ただし、地方路線の復便、旧正月の影響もあり、訪日外客数は45万9,400人と2019年同月比63.5%となりました。
香港
香港は、旅行代金の高騰がありましたが、地方路線の回復・旧正月もあり、訪日外客数は20万5,900人と2019年同月比114.8%となりました。
訪日外国人数の数値と中国の数値は以下のとおり。
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