日本政府観光局(JNTO)が10月18日に発表した「2023年9月訪日外国人数*(推計値)」は218万4,300人となり、コロナ前の2019年と比較すると96.1%(2019年/227万883人)とコロナ拡大前の実績に迫る勢いの回復を見せています。
また、10月3日にはアメリカの大手旅行雑誌『コンデナスト・トラベラー』が読者投票ランキング「リーダーズ・チョイス・アワード」で「世界で最も魅力的な国」において、日本が第1位(昨年第2位)に選出されるなど、日本人気がコロナ後も継続してます。
計測している23市場のうち、15市場において2019年同月の訪日外国人数を上回っています。
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計測23市場のうち15市場で増加。韓国が大幅な増加。
訪日外国人数を地域別で見てみると、多い順に韓国が57万400人(2019年同月対比183.4%増)、台湾が38万5,300人(同2.4%増)、中国が32万5,600人(同60.2%減)、アメリカが15万6,600人(同23.1%増)、香港が15万1,100人(同3.1%減)となりました。他にもシンガポール・インドネシア・フィリピン・ベトナム・カナダ・メキシコ・ドイツ・スペイン・中東地域からの訪日外国人数が2019年同月に比べて10%以上増加していることも大きな要因と言えそうです。
韓国ですが、2019年同月比183.4%増加と大幅な増加していますが、2019年7月に日本政府が行った「半導体3品目の輸出管理の強化」による日韓情勢の悪化にともなう旅行控えが発生していたため、データ比較には注意が必要です。中国に関しては、団体客の解禁が行われましていますが、処理水などの騒動もあり期待されたほど伸びていない状態は先月から変わっていません。
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訪日外国人数の数値と中国からの数値は以下のとおり。
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