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日中韓、2030年に3カ国間で交流人口4千万人まで拡大することを目標に共同宣言を採択

作成者: Law(青木 哲郎)|Sep 11, 2024 3:17:38 PM

日本、中国、韓国の観光担当相会合が9月11日に神戸市で行われ、3カ国間で相互に訪れる観光客を、来年までにコロナ禍前水準である3千万人を回復するよう連携・協力、2030年までに4千万人を目指すことを目標に共同宣言を採択しました。

 

すでに京都や富士山など有名観光地でオーバーツーリズムが騒がれていることもあり、オーバーツーリズム対策や地方都市と地方都市の直行便の新設・増便を盛り込みました。この目標を達成するためには都市部に集中している観光資源を、地方都市に分散させ地域活性化へと繋げる必要がありそうです。

 

観光客4,000万人の目標は現状の1.4倍

では、現状の3カ国間はどれくらいの数の行き来があるのか、参考程度に調べてみました。

 

訪日中国人ですが、2019年には累計959万人が来日。訪日韓国人は696万人。訪中日本人は269万人で、訪中韓国人は419万人(中国の国家統計局/2018年)。訪韓日本人は232万人で、訪韓中国人が202万人(韓国観光公社/2023年)。期間が異なるので参考程度ですが、合計すると約2,800万人となり、4,000万人となると現状の1.4倍まで伸びるということになります。

 

観光客数が増えれば、旅行で使う消費額も増えることから、観光収益としても大きな金額となりそうです。

 

訪日を経験すると、帰国後に越境ECを活用して商品を購入する傾向

 

訪日した外国人は、訪日したときに買って/見聞きして良かった商品を、帰国後に越境ECで購入するというデータもあります。そのため、訪日外国人に知ってもらう取り組みとセットで、自社ECサイトを越境対応させることで、訪日インバウンドをビジネスに繋げることができるようになります。

 

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