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越境ECにおける効果的な集客UPの方法、ショップダッシュボードを活用したインサイト分析

2022.08.05 /
ウェブインバウンド

インターネットを通じて国を越えた売買が可能な越境ECの市場規模が拡大しています。新たな販路拡大を目指して越境ECに参入する事業者は年々増えている一方、集客方法に悩む事業者も多いでしょう。この記事では、越境ECにおける集客方法とWorldShopping BIZが提供する「ショップダッシュボード」について解説いたします。

 

越境ECにおいて、集客UPに効果的なのは「表示速度」と「商品画像」

 

越境ECのサイトの集客では、大きく2つのポイントがあります。

 

まず欠かせない1つ目のポイントは、ECサイトの表示速度です。表示速度とはサイトを開いてから、すべての画像や文字が表示されるまでの時間のことを指します。表示速度があまりに遅い場合、スムーズに買い物できず、購買意欲が削がれてしまう場合があります。できるだけ早い表示速度にしておく必要があるでしょう。

 

ホームページの構造によっては、抜本的な改変ができない場合もあります。しかし、「表示される画像の容量を軽くする」「一つのページを長くしすぎない」といった対策を取ることはできます。できる限りページが早く開けるよう工夫が必要です。

 

 

2つ目のポイントは「商品画像のクオリティーを上げる」ことです。

ユーザーが商品ページを閲覧する際は、特に商品の画像に注目します。購入するかどうかの意思決定は画像によって左右されるといえるでしょう。例えばアパレルのECサイトで考えてみましょう。生地の素材感や、着用イメージ、サイズ感など、買う前にできるだけ多くの画像で商品を確認したいと思うユーザーは少なくないはずです。

 

 

株式会社テスティーが2020年にコスメ利用者に対して行った調査(※1)によると、10~30代で商品ページで重視する情報について「商品画像」と答えた人が全体の50%を超えていました。また、「Digital Commerce360」がEC利用者を対象に行った調査によると、「画像が少なく、商品イメージがわからない(45%)」と不満に感じている人は全体の45%にものぼりました。

 

 

ユーザー個人が商品をイメージしやすくなるような画像をできるだけ多く掲載すれば、購入のハードルは低くなります。どういう画像がユーザーに響くか、購買意欲を刺激するかを常に考慮して、写真を撮影・加工し掲載していきましょう。

 

 

また、商品画像を複数用意してユーザーに見てもらい、どちらの方がクリック数が多くなるかテストをしてみるのも良いかもしれません。常に試行錯誤しながら画像作りに取り組むことが、結果としてユーザーの購買意欲を刺激することにつながります。

 

(※1)株式会社テスティー「コスメのEC利用に関する調査

(※2)Digital Commerce360「The Shopper Speaks

 

 

越境ECの集客に欠かせない「インサイト分析」とは

インサイトは「人を動かす隠れた心理」のこと。人間の思考や行動の背景には、無意識の領域があります。本人ですら感知していない、思考以前の気持ちや感情が含まれているのです。無意識の領域を理解することで、マーケティングに大いに役立てられます。

 

例えば、あるコスメが売れたとします。そのコスメを購買した人の心理にはどんな隠された心理があるでしょうか。

 

例えば「パッケージがかわいいから、持っておきたい」「有名人が買っていたから、自分も同じものを持っていたい」「ブランドがうたっているコンセプトや商品にまつわるストーリーに心動かされたから」といった心理があるのではないでしょうか。

 

こうした心理をさらに深堀りしていくと、言語化できるかできないくらいの曖昧でありながら確かな欲求の存在を確認できます。隠れた欲求を見つけられれば、この欲求そのものにアプローチをする方法を考えられるでしょう。

 

インサイト分析は、ユーザーの心理を理解し、購買意欲を促進するのに役立ちます。特に、越境ECでは言語や文化圏が異なるさまざまな海外ユーザーがお客さんとなるため、インサイト分析は国内よりも重要度が増すといっても過言ではないでしょう。

 

 

ダッシュボードでインサイト分析してみましょう

インサイト分析は、実際にどう進めれば良いのでしょうか。ここでは、越境ECで役立つサポートを提供している「WorldShopping BIZ」の「ショップダッシュボード」機能を用いたインサイト分析についてご紹介します。

 

「WorldShopping BIZ」のサービスを利用する際は既存の自社ホームページに、専用タグを一行埋め込むだけでホームページを越境EC対応にできます。同時に、インサイト分析ができる「ショップダッシュボード」もご利用いただけます。

 

ショップダッシュボードでは、ユーザーがどこの国からアクセスして、どんなものを注文しているかなどを詳細に確認できます。データを適切に分析することで、今後のECサイト設計にフィードバックしていくことができるでしょう。

 

例えば、どこの国からアクセスが多いかを調べることによって、商品ページを多言語化する際の優先すべき言語が見えてきます。あるいは、アクセスの多い国で人気の商品をトップページに配置するなど、さまざまな対策が可能となるでしょう。

また、ショップダッシュボードでは、ユーザーが商品閲覧時から購入画面を開くまでの流れを確認できます。流れを確認することで、「購入に至らなかったユーザーが、どの時点で購入を諦めたのか」という離脱傾向を知ることもできるのです。離脱率が高い箇所が明確にわかれば、「商品写真を増やす」「商品の解説文の内容をより細かくする」など具体的な施策へとつなげられるでしょう。

 

さらに、詳しくショップダッシュボードを見ていくと、特定の国のユーザーが特定の商品を購入している時期の傾向がわかることがあります。継続して使用していくことで、さまざまなユーザーの傾向がわかり、傾向に合わせて商品を取り扱うことで、海外販売をさらに加速させることができるのです。

 

 

インサイト分析で顧客の心理を理解した集客を!

多種多様な海外ユーザーを相手にする越境ECでは、顧客の潜在的な心理を正しく理解する必要があります。ユーザーの隠された心理を把握することで、購買意欲を促進する具体的な方法を考えられるでしょう。

 

WorldShopping BIZでは、越境EC事業者向けのサポートサービスを提供しています。発送業務、書類作成業務、応対業務など、リソースがたくさん必要になる越境EC。だからこそサポートサービスの利用が役立つでしょう。

 

WorldShopping BIZでは、「言語」「決済」「物流」の3つの壁を乗り越えるためのサポートを提供しています。

 

・「言語」のサポート

多言語入力フォームを用意し、他言語カートも表示。他言語カスタマーサポートにより、海外の消費者の方による問い合わせにも対応できます。また、海外ユーザーから届いたメールをWorldShopping BIZに転送(あるいは内容の共有)いただければ、WorldShopping BIZがお客様とEC事業者の間に入ってやり取りします。

 

・「決済」のサポート

多様な決済方法を用意します。不正決済対策も備えております。

 

・「配送」のサポート

発送書類の発行を代行します。梱包・検品・配送もお任せいただけます。

 

発送業務を削減できるのもポイントです。海外から発注があった場合は、WorldShopping BIZの国内倉庫に商品を送るだけ。手間のかかる海外発送は、全てお任せいただけます。

 

 越境EC参入をお考えの方は、ぜひ導入をご検討ください。

 

また、記事内でご紹介した「ショップダッシュボード」については、こちらより詳細をご覧いただけます。

 

 

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執筆者
橿村 芽久未

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