12月28日~1月5日の越境EC・インバウンド注目ニュースを集めました。
Amazonは米国の48都市で、韓国ヒュンダイの新車をオンラインで購入できるサービス「Amazon Autos」を開始しました。このサービスでは、車両の検索、下取り、融資の確保、価格確認、購入、受け取り予約まで、すべてのプロセスをAmazon内で完結できます。プライム会員には燃料費割引(1ガロンあたり10セント)などの特典も提供されます。
最初はヒュンダイの車両のみ対象ですが、今後さらに多様な車種が展開される予定です。
タイの観光スポーツ省によると、タイを訪れる外国人観光客の数は、観光政策、特にビザなし政策の緩和の恩恵を受け、12月22日に3,440万人に達した。中国人観光客が660万人でトップとなり、次いでマレーシア人観光客が480万人、インド人観光客が210万人で3位となった。
https://www.traveldaily.cn/express/185360
北京ではスキー場での「ナイトスキー」が新たなトレンドとなり、夜間の氷雪観光が人気を集めています。特に平日の夜は混雑が少なく、静かな環境でスキーを楽しむことができるため、多くのスキー愛好家が訪れています。人気のスキー場には「順頭山スキー場」「南山スキー場」「西山スキー場」など、初心者や中級者にも適したスキー場が人気なようです。
美団旅行のデータによると、「スノーリゾートでナイトスキー」の検索人気は前年比65%増加し、特に25~30歳の若い層から支持されています。ナイタースキーのほか、スキー場周辺では「温泉」「鍋料理」「レンタル防寒具」「フットマッサージ」など、夜間グッズの人気も増加。スキー場では複合チケットや新しい観光体験の提供が進んでおり、地域経済の活性化に貢献しています。
岩屋毅外相は訪中し、中国人向けビザの発給条件緩和を表明しました。富裕層向けに10年間有効な観光ビザを新設し、団体旅行ビザの滞在可能日数を15日から30日に延長。65歳以上の個人向けビザでは在職証明書不要化など、訪日観光を促進する措置が検討されています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA245OH0U4A221C2000000/
2023年の日本のアニメ産業市場規模は3兆3465億円と過去最高を記録し、初めて3兆円を超えました。これは前年を14%以上上回る成長であり、特に海外展開が市場拡大の要因となり、前年比18%増の1兆7222億円を占めています。海外展開は市場全体の半分以上を占め、最大のセクターです。
また、配信市場も前年の1.5倍となる2501億円と急成長しています。その他の主要分野では、「商品化」が7008億円、「ライブ」が1081億円、「テレビ」が973億円、「映画」が681億円という結果でした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241222/k10014674391000.html
2024年の訪日外国人が過去最多を更新する見込みの中、日本での「食体験」が観光客にとって大きな魅力となっています。特に日本のアニメが日本食への関心を高める重要な役割を果たしており、日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)の調査では、アニメを見て日本食を実際に食べたことがあると回答した人が51%に達しました。
具体的なきっかけとなったアニメは「NARUTO」や「食戟のソーマ」が人気で、日本食として最も食べられているのは「ラーメン」で、圧倒的な支持を得ています。また、「たこ焼き」も今後食べてみたい日本食として注目されており、タコを忌避する文化圏でもアニメの影響で興味を持つ人が増えています。
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h02210/
EUの新しい一般製品安全規則(GPSR)が発効し、EU市場で販売される全ての非食品製品の安全性確保が義務付けられました。これにより、EU外からの製品は、EU内の経済事業者がその安全性に責任を負う場合にのみ販売可能となり、オンライン販売や第三国からの輸入品にも厳しい要件が課せられます。
英国のオンライン販売業者の多くは、この新規制への対応が難しく、EU顧客への販売停止を余儀なくされています。特に中小企業では十分な準備が整わず、販売市場を縮小せざるを得ない状況です。さらに、北アイルランドはBrexit後もEUの一部規則の対象となっており、販売が複雑化し、消費者が影響を受けています。
https://ecommercenews.eu/uk-sellers-withdraw-from-eu-market-due-to-new-product-rules/
韓国政府は「国家観光戦略会議」を開催し、観光市場活性化に向けた包括的な対策を発表。2025年までに外国人観光客1850万人の誘致を目標に、以下の施策を推進するそうです。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20241226002300882
韓国観光公社の統計によると、2023年11月に韓国を訪問した外国人観光客は136万人で、前年同月比22.1%増加し、新型コロナ流行前の2019年の93%まで回復しました。国・地域別では、日本が34万1000人で最多、次いで中国(29万8000人)、台湾(12万人)、米国(10万9000人)と続きました。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20241230002900882