12月23日~27日の越境EC・インバウンド注目ニュースを集めました。
中国
中国、2023年末で、ライブ配信者の仕事に従事している人の数は1508万人
中国の資源・社会保障部がライブ配信パーソナリティーを新職業として認定し、2023年12月時点で1508万人が従事していると新華社が報じた。天津出版伝媒集団の董璐さんは書籍を売り込むパーソナリティーとして活躍し、張荃さんとともに視聴者とのコミュニケーションやPRを行う。ライブ配信を通じ、保護者や子供向けに良書を紹介し、ダブル11イベントでは1万人以上が視聴、売れ行きも好調だった。
董さんは「誠意」を重要視し、商品の価値を深く理解することがライブ配信パーソナリティーの本質だと語る。天津出版伝媒集団傘下の出版社ではライブ配信を活用した書籍販売が活発化し、全販売数の約70%を占めるなど成果を上げている。紹介書籍は児童文学から人文科学、理論書籍まで7000種類以上に及んでいる。http://j.people.com.cn/n3/2024/1224/c94475-20257738.html
中国の「グッズ」市場が1千億元以上規模に成長 若者が牽引する新たな消費トレンド
中国で「二次元(アニメ・漫画・ゲーム)」関連グッズが若者の間で「谷子(グーズ)」と呼ばれ人気を集め、愛好者は「祭壇(擺陣)」としてグッズを飾り楽しむ文化が広がっている。その消費規模は拡大を続け、2023年には1201億元(2兆5千億円)、2024年には1689億元(3兆6千億円)に達し、2029年には3089億元(6兆6千億円)に成長すると予測される。
「二次元文化」に支えられた「グッズ経済」は、消費者ニーズを満たしながら巨大市場を形成。製造から販売までの産業チェーンが整備され、フィギュアメーカーのポップマートやカード大手のKayouなどが参入し、投資競争が激化している。中国は世界で最も成長が速い市場として注目されている。
http://j.people.com.cn/n3/2024/1224/c94476-20257677.html
アメリカ
アメリカZ世代の半数が中国のマーケットプレイスでホリデーギフトを購入
マーケティングテクノロジー企業オムニセンドが1,000人の米国消費者を対象に実施した調査によると、買い物客がホリデーシーズンにバーゲン品を探す中、3分の1以上(36%)が中国のマーケットプレイスに目を向けているという。Z世代の消費者のほぼ半数 (48%) が中国のマーケットプレイスで買い物。調査によると、米国の買い物客の23%がTemuを総合的に好む中国のマーケットプレイスで、次いでShein(18.3%)、TikTok Shop(11.9%)、AliExpress(7.3%)となっている。
https://www.retaildive.com/news/gen-z-holiday-shoppers-chinese-marketplaces-temu-shein/736007/
日本
中国人の短期滞在ビザ発給要件を緩和へ
岩屋毅外相は訪中し、中国人向けビザの発給条件緩和を表明しました。富裕層向けに10年間有効な観光ビザを新設し、団体旅行ビザの滞在可能日数を15日から30日に延長。65歳以上の個人向けビザでは在職証明書不要化など、訪日観光を促進する措置が検討されています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA245OH0U4A221C2000000/
今年の越境・インバウンドニュースの更新はこれで最後になります!中国人ビザの緩和など、日本政府が本気で訪日外国人数をもっと増やそうとしているのが分かりますね。地方都市の外国人人気が上がっていますし、オーバーツーリズムの解消という面でも地方×訪日インバウンド&越境というのが来年は鍵になりそうです!
また、こっそりですがYouTube配信を始めました!まずは雑談配信ばかりですが、ぜひチャンネル登録していただければ嬉しいです!今年もありがとうございました。
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