越境ECには、大きく分けて「自社越境」「モール越境」「購入代行」の3種類があります。それぞれ特徴が異なり、かかるコストや得られる効果もさまざまです。
自社越境、モール越境、購入代行の特徴について、それぞれ簡単にご紹介します。
・自社越境
自社越境は自社でECサイトを構築し、海外に向けて販売する方法です。海外サーバーや独自ドメインを用意し、販売先の主要言語を用いたサイトを作る必要があります。
サイトを作る際は、ゼロからシステムを構築する方法、ECサイト作成に適したソフトを使う方法、ネットワークアプリケーションを使う方法などがあります。
・モール越境
モール越境は既存のモール型ECサイトに出品し、海外ユーザーに商品を販売する方法です。モール型ECサイトとは、ショッピングモールのように複数店舗が出品しているECサイトのことです。
実際のショッピングモール同様、テナントとして出店する「テナント型」と、出品した商品に注文が入り次第モールから連絡が届き、出品者が発送作業を行う「マーケットプレイス型」の2種類があります。
・購入代行
購入代行は、海外ユーザーの注文を業者が代行するサービスのことです。サービスを導入すると、購入代行業者によって自社ECサイトの海外向け販売ページが作成されます。
作成されたページは他言語・他決済に対応しており、ページを通して海外から注文が入った場合は代行業者が購入を代行します。事業者は代行業者に商品を発送すれば、業者を介して海外ユーザーに商品を届けられます。
上記3種類の越境ECの利用にあたって、どんなメリット・デメリットがあるでしょうか。それぞれ解説します。
<自社越境のメリット>
自社越境を行う場合はサイトのシステムやデザインを自由に構築できるため、ブランディングしやすいというメリットがあります。他にも、モールに出品する場合にかかる出品料が発生しないため、運用コストを抑えられます。
<自社越境のデメリット>
自社越境では、ECサイト開発にコストがかかります。開発には海外ユーザーに合わせたサイト作りの知識・技術が必要となり、時間もかかるでしょう。また、海外での認知度が低い場合は、自社で集客・宣伝する必要があります。
<モール越境のメリット>
モール越境の場合、越境ECに必要な機能はモール側で用意されているため簡単に始められます。自社で越境ECサイトを構築するよりもコストを抑えられるでしょう。モール自体の認知度が高い場合は、集客しやすくなるメリットもあります。
<モール越境のデメリット>
モール越境のデメリットとしては、販売手数料や出品料などのコストがかかること、他の出品者と比較されやすいため価格競争が起こりやすいことなどが挙げられます。
モールでは自社ページを作成できますが、デザインが制限されます。そのため、思うようなブランディングができない場合もあるでしょう。良いページを作成できたとしても、お客さんにとってはモールで買ったという印象だけが残り、ショップの認知度アップには繋がらない可能性もあります。モールにもよりますが、商品購入者のリストをもらえないこともあります。
<購入代行のメリット>
購入代行の大きなメリットの一つは、海外発送の手間がかからないことです。海外への発送にはさまざまな事務手続きが発生しますが、購入代行の利用で手続きの手間を省けます。また、越境ECに適したサイトを新たに作成せずに参入できるため、コストも抑えられます。
<購入代行のデメリット>
購入代行のサービスは、あくまでも海外ユーザーの購入を代行するもの。そのため、海外からの購入者を増やすためのマーケティング施策は、別途自社で行う必要があります。
越境ECにはさまざまな種類がありますが、どの種類にもメリット・デメリットが存在します。自社にとって適切な方法を選び、越境ECを始めることが重要です。今回紹介した3つの種類の中でコストを抑えつつ、越境ECをすぐに始める方法としておすすめなのは、購入代行といえるでしょう。システムを新たに構築する手間や、海外発送に関する知識を必要としないためです。
WorldShopping BIZでは、購入代行のサービスを提供しています。
事業者の方の作業は、専用のタグ1行をホームページ内に設置していただくだけ。自社ECサイトを越境ECサイト対応にできます。
海外ユーザーから注文が入ればWorldShoppingBIZが購入を代行するため、事業者は商品をWorldShoppingBIZの国内倉庫に発送するだけです。
「なるべく手間やコストをかけずに越境ECをすぐ始めたい」という方は、ぜひご検討ください。
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