Blog | 越境ECならWorldshoppingBIZ

国別越境ECの解説【台湾 】 | 越境ECならWorldshoppingBIZ

作成者: 橿村 芽久未|Oct 30, 2021 3:00:00 PM

インターネットを経由して海外の商品を購入できる「越境EC」が注目を集めています。

 

親日家が多いといわれる台湾でも、年々越境ECサイトの市場規模が拡大しており、越境ECのニーズが高まりを見せています。

では、台湾の越境ECに参入する際、どんな商品をどのように販売したら、成功に近づくのでしょうか。今回は、台湾の越境ECについて解説します。

 

台湾:越境ECの市場規模の経年変化

 

台湾のECサイトの市場規模は右肩上がりで拡大しています。台湾経済部の統計によると、2016年のEC市場規模は1.1兆元(約3.8兆円)。同統計の2012年の市場規模は6,600億元(約2.3兆円)だったことから、4年の間に規模が約2倍以上に拡大したことがわかります。また、市場規模の成長率は毎年10%を超えています。

 

台湾人のECサイトの利用状況についても見ていきましょう。「Digital 2020 Global Overview Report」によると、台湾人のECサイト利用率は80%。およそ1,886万人がECサイトを利用していることがわかっています。また、同調査によると、2019年の間に台湾人一人あたりがECサイトで消費した金額は約18.8万円。さらに台湾産業情報研究所が2018年に行った調査では、台湾人がECサイトを月に利用する回数は平均約2.5回であることが明らかになっています。

 

ECサイトの利用者数、月の利用回数がともに多く、一人あたりの年間消費額も高い台湾。今後も市場規模の拡大が予想されるでしょう。

 

 

越境ECのニーズが高まっている主な理由

台湾で越境ECのニーズが高まっているのには、大きく2つの理由があると考えられます。

 

一つは、台湾には親日家が多いということです。日本政府観光局(JNTO)の調査によると、2009年に102万人だった訪日台湾人の数は、2018年には475万人に増加したとのことです。同調査によると、訪日台湾人の8割以上が以前も訪日経験がありました。さらに訪日台湾人の7割以上が、日本で購入した商品を再購入していることも判明しています。以上から、台湾人の親日度の高さ、日本製品の人気の高さがうかがえます。

 

もう一つは、インターネットが普及しており、ネットユーザーが多いということです。

 

財団法人台湾ネットワークインフォメーションセンターが発表した「2019年台灣網路報告」によると、台湾のインターネットユーザーは1,898万人。さらに国際研究Internet World Statsの調査によると、台湾のネット使用率は92.8%と、ほとんどの台湾人がインターネットを利用していることがわかります。

 

また、台湾には公共施設や飲食店、地下鉄など、さまざまな場所にフリーWi-Fiスポットがあるため、どこでも気軽にインターネットを利用できます。インターネット利用の環境が整っていることも、越境ECのニーズ拡大に影響を与えている可能性があります。

 

具体的な販売商品例、日本商品の情報収集方法など

台湾人が越境ECで好む日本製品は何でしょうか。

 

資訊工業策進会産業情報研究所が2019年に発表したデータによれば、台湾のECサイトで最も購入されているものは「日常生活用品(購入率37.9%)」でした。次いで「デジタル機器と家電(36%)」「衣料品とアクセサリー(29.9%)」「美容関連商品(19.1%)」「健康食品(15.6%)」が人気を集めています。

 

 

台湾人が商品を比較する基準の一つは、「質」にあるといえるでしょう。

 

越境ECが浸透し、日本メーカーの参入も増加している台湾で、「日本製品」のネームバリューだけで人気を集めるのは難しいといえます。商品の魅力やクオリティーといった「質」が商品に問われているといえます。

 

また、商品を購入するときの判断材料にしているのは、他の消費者のレビューです。Asian Beauty研究所が2018年に行った調査では、台湾の女性が日本の化粧品を買う理由として「口コミによる評価の高さ」が挙げられています。

 

台湾では日本と同じくLINEやFacebook、InstagramなどのSNSが人気です。

日本商品に関するレビュー情報も、SNSから入手しているケースが多くなっています。日本商品をPRするのであれば、デジタルマーケティングは欠かせないでしょう。

 

まとめ:拡大傾向にある台湾越境EC市場で、親日家に向けた商品販売を!

インターネットのインフラ整備が行き届き、インターネットユーザーの多い台湾では、越境ECの利用者数も増加傾向にあります。台湾は親日家が多いのが特徴です。

 

日本製品の認知度や信頼性がもともと高いため、市場参入は比較的しやすいといえるでしょう。SNSなどを通じて商品の情報を収集し、より品質の良いものを求める台湾の消費者傾向は、日本の消費者にも通じるところがあります。日本のマーケティング手法を流用できるところも、参入しやすい理由の一つです。

 

しかし、台湾のユーザーに向けた他言語対応型ECサイトを作ろうとすると、莫大なコストがかかってしまうもの。コスト面でお悩みの方には、WorldShopping BIZのご利用がおすすめです。

 

WorldShopping BIZが提供するサービスでは、自社のECサイトにタグを一行埋め込むだけで海外ユーザーに対応可能になります。

 

ECサイトのリニューアルや、新規ECサイトの制作は必要ありません。売上手数料や海外送料も一切かからず、月額の費用をお支払いいただくだけで商圏を海外にまで拡げられます。台湾の越境EC市場に参入したいとお考えの方は、ぜひWorldShopping BIZの導入をご検討ください。

 

資料請求はこちらから可能です。