荷物を海外へ発送するための「国際宅配便」を「クーリエ」と呼びます。越境ECでは、海外へスムーズに発送することが重要になってきます。特に、急ぎたい場合はクーリエ業者の海外配送サービスを利用するのがおすすめです。
信頼できる業者を選定し、サービスを効果的に利用すれば、越境EC事業を円滑に進められます。今回は、クーリエ業者の種類と選定方法について解説します。
越境ECでは、商品の発送時に考慮すべきポイントが多くあります。
まずは、海外に荷物を送る際にの通関手続きです。手続きにはさまざまな書類を用意しなければならないため、手間がかかるでしょう。配送中に商品が破損してしまったり、予定の日数を大きく超過して届けられたりすることもあります。
上記のトラブルを回避するため、越境EC事業者はクーリエ業者に依頼するケースが多いといえます。クーリエ業者は通関業務を代行してくれるため、手間を少なくすることができます。国内で発送するのと同じ感覚で荷物を発送できるのです。また、業者によっては損害賠償や日時指定のサービスもあるため、安心して商品を送れます。
ここで、いくつかの主要なクーリエ業者についてご紹介します。
<ヤマト運輸>
ヤマト運輸には、世界200を超える国・地域に荷物を送れる「国際宅急便」のサービスがあります。重量25キロ以内で、荷物の三辺の合計が160センチ以内であれば、配送することができます。
<佐川急便>
佐川急便の「飛脚国際宅急便」と呼ばれるサービスでは、世界220以上の国・地域に荷物を送れます。重量50キロ以内で、荷物の三辺の合計が260センチ以内であれば配送可能です。
<DHL>
DHLはドイツに拠点があるクーリエ業者です。220以上の国・地域に荷物を送れるサービスを提供しています。追加料金を支払えば、到着時間の指定も可能です(一部の国をのぞく)。
<FedEx>
FedEx(フェデックス)は、アメリカに拠点があるクーリエ業者。220以上の国・地域に荷物を送れるサービスを提供しています。梱包時の三辺の合計が330センチ以内、重量68キロ以内の荷物が配送可能です。配送プランは6種類。料金の高いプランほど、荷物の到着が早くなります。
<UPS>
UPSは、アメリカに拠点があるクーリエ業者です。220以上の国・地域に荷物を送れます。梱包時の三辺の合計が400センチ以内、重量70キロ以内の荷物が配送可能です。70キロ以上の商品を発送するプランもあります。また、細かい到着時間指定ができる配送サービス、最短で荷物を届ける配送サービスなども用意されているのが特徴です。
(*いずれも2022年1月現在の掲載情報となっております。最新情報は各サービスリンクをご確認ください)
クーリエ業者を選定するポイントは2つあります。
1つ目は「配送日数とコストのバランス」です。クーリエ業者を選ぶ際は、まず配送日数とコストのバランスが取れているか確認する必要があります。
大手のクーリエ業者には配送プランが複数あり、高額のプランになるほど配送日数が短縮される仕組みになっています。便利なサービスですが、大量に発送する場合は配送額が高額になってしまう恐れも。急がなくて良いのであれば、EMS(国際スピード郵便)などを利用しましょう。
2つ目のポイントは「保険内容」です。クーリエ業者の中には、基本の配送サービスの中に補償がついている場合、ついていない場合があるため、確認が必要です。
ついていない場合は、オプションでつけることを検討しましょう。また、業者によって補償内容はさまざまです。配送事故が起きても全額補償されない場合もあるため、高額な商品を発送する際は補償の上限額が高額なEMSを利用しましょう。
越境ECにおいて重要なウエイトを占める発送。素早く丁寧に商品を発送する必要がありますが、通関手続きなど、手間のかかる作業は少なくありません。そこで便利なのがクーリエです。信頼できるクーリエ業者に発送作業を代行してもらうことで、業務の負担が軽減されます。
WorldShopping BIZでは、海外への発送作業サービスも提供しています。
商品の注文が入ったら、WorldShopping BIZの国内倉庫に発送するのみです。その後、国内倉庫から海外の商品購入者のもとへ発送されます。
海外への送料は商品の購入者が支払うため、負担を減らすことができます。WorldShopping BIZを導入する際は、自社のECサイトに専用タグを一行設定するだけ。大きな手間をかけることなく、自社のECサイトが越境EC対応になります。越境ECを始めたい方は、ぜひご検討ください。
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