今回は、EU圏(イギリス・ドイツ・フランス)在住の20〜30代女性300名を対象に、ファッションに関する調査を実施いたしました。
《TOPICS》
・ファッション用品の購入は、公式サイト・アプリを活用
オンラインでファッション用品を購入した経験があるEU圏在住の女性300名を対象に「ECでのファッション購入」について調査を行いました。
まず、ファッションアイテムを購入する際に使用頻度の高いサービスを聞きました。
最も多かったのはブランド公式サイトで64.0%、次に「ブランド公式アプリ」で39.3%となりました。ブランド公式、モール型ともにアプリの利用率よりもサイトを使用している様子がわかる結果となりました。
また、フリーマケットアプリやオークションサイトなどの利用は低い傾向が見て取れます。
続いて、オンラインショッピングによく利用する「決済方法」を聞いたところ
ファッションアイテムの購入時に利用する決済で最も多かったのは「PayPal」、続いて「デビット」となりました。
3位は「クレジットカード」となりましたが、利用率は3割程度となりました。
続いて、「ファッションに関する情報収集方法」を聞きました。
最も多かったのは「ファッションサイト&記事」で、42.3%、「ブランドサイト」で40.3%、「友人・知人」が37.7%と続きました。
続いて、ファッション情報を見るSNSを聞きました。
今回の調査対象が20〜30代女性ということもあり、その特徴がよく見て取れる結果となりました。
最も多かったのは「Instagram」で72.0%、次いで「Facebook(META)」で45.0%、「TikTok」が40.0%となりました。
ファッション用品の購入時に気にするものを調査したところ、最も多かったのは「価格」で8割以上が気にすると回答。次に「デザイン」が6割程度となりました。
「ブランド」や、「トレンド」などは3割以下となり、流行を追うよりも価格とデザイン、そして素材や機能性を重視している様子が伺えます。
ECでファッション用品を購入する際に気をつけていることを聞きました。
最も多かったのは「購入前にレビューをチェックする」で55.0%となりました。
そして、「返品規定を確認する」、「複数の通販サイトで商品価格を比較する」という回答も約半数が気をつけていると回答しました。
また、自由回答でも同様に聞いたところ、
・生産、持続可能性 (Herstellung, Nachhaltigkeit,)
・アイテムが持続可能であること。そして、他の多くのものと組み合わせることができること
(Das die Artikel nachhaltig sind. Und mit vielen anderen Sachen kombiniert werden können.)
・持続可能性、生産、労働条件(Nachhaltigkeit, Produktion und deren Arbeitsbedingungen)
・きちんとした素材で、透けず、値段も手頃であること。(That they are decent material, not see through and they’re a reasonable price)
・お金を出す前に、まずよく見てください。
(Erst vorher genau ansehen bevor man das Geld gibt)
ヨーロッパ圏では、アンティークとしてものを長く使う習慣や、リサイクルするとお金が戻るデポジット制度などが生活に浸透していることもあり、ファッションについても環境への意識が見られる回答があがりました。
調査期間:2024年4月28日~4月30日
実施方法:インターネット調査(Koeeru株式会社/Koeeru for Global)
調査対象:20~39歳、女性、EU圏在住者
回収件数:300サンプル(イギリス・ドイツ・フランス 各100ss)