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アジア11市場で旅行先TOP3に日本がランクイン。インバウンド復活の鍵は体験とSNSに

23.10.18 /
ウェブインバウンド

訪日旅行・観光予約No.1プラットフォームの「Klook」がアジア太平洋地域12市場2,400名の18歳~40歳を対象に調査したデータを2023年9月26日に公表しました。

 

画像:Klookプレスリリースより

 

1.日本はインドを除く11市場において、次の旅行先としてTOP3にランクイン

 

発表によると、インドを除く11市場(マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナム・中国・香港・日本・韓国・台湾・オーストラリア)において、次の旅行先として日本がTOP3にランクインし、全体で見ても44%が日本を次の旅行先の目的地にしていることが分かりました。

 

日本をTOPにしている国は、マレーシア・フィリピン・シンガポール・香港・韓国・台湾・日本。

 

2.旅行の予算は中国と香港の高さが目立つ結果に

次の旅行先の予算を聞いた質問では、全体回答者の3人に1人がアジア全体の平均月収(1,089ドル)の2倍以上の予算を旅行に組んでいることが判明。逆に日本は旅行の予算も過半数が1,000ドル以下とフィリピンと並んでダントツに低い結果に。中国と香港は予算1,000ドル以下が10%と消費意欲がとても高く、予算3,000ドル以上が6割、予算5,000ドル以上も2割近くいて、旅行での消費意欲の高さが際立つ結果となりました。

 

3.旅行での「体験」にお金をかけたい人が全体の85%に

全体の44%が、旅行先での体験に「とてもお金をかけたい」と回答。「ある程度お金をかけたい」と答えた人を含めると全体の85%にもなりました。ベトナム・インド・タイ・フィリピン・中国の旅行者は50%以上の人が旅行での体験に対するお金をかけたい意欲がとても高いようです。日本と韓国は体験への投資意欲が低めということも分かりました。

 

4.SNSは検索エンジンや旅行ガイドを抑え、旅行者に最も影響を与えるツール

 

全体の93%がSNSから療法を取得していることが分かりました。SNSを活用して旅行の情報を得ることは、検索エンジンや旅行ガイドを抑えて主流となっています。

 

 

SNSの中でも特にInstagramは最も影響力があり、全体の72%がInstagramを利用して旅行する前に情報を得ていることが分かりました。次にFacebook、TikTokと続きます。一方で日本ではFacebookからの情報取得の率がダントツで低く、Twitter(現X)が高い影響力を持っていることが分かりました。日本から情報発信する場合、対象となる国の人々が使っているプラットフォームを選んで情報発信することが重要になりそうです。

 

執筆者
Law(青木 哲郎) 株式会社ジグザグのBtoBマーケティングマネージャー。セミナー企画から記事執筆までBtoBマーケティング全体を企画、実行しています。

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